« 2004年9月 | トップページ | 2004年11月 »

2004年10月29日 (金)

宗教改革記念日を迎えて+10月31日付+

 十月三十一日は宗教改革の記念日に当たる。世界のプロテスタント約三億五千万人が、自分の教会のルーツとして記念すべき日である。
 どうして宗教改革が起こったのか。世界史の教科書等では、当時のカトリック教会がひどく堕落していたからと書かれるが、いつの時代でも教会は堕落しやすいものである。サタンも生きているからだ。だから、キリスト教の歴史は改革の歴史であると言っても過言ではない。ただ、一六世紀の宗教改革は、それが世界の歴史を大きく変える大規模なスケールとなったが故に、固有の「宗教改革」と呼ばれるようになった。その大きな改革も、初めは修道士マルチン・ルターが一枚の紙を修道院教会の扉に貼りだしたことが契機であった。ルター自身は、そんな大事件になるとは思っていなかったのではないか。なぜなら、公開質問状を教会の扉に張り出すことは、特別目新しいことではなく、ルターはただ信仰的、学問的対話を求めたのである。ところが、これが大きな反響を呼んだ。ルターに共鳴する者が大勢いたからである。ことは単なる教会の組織や儀式という外面的な問題ではなく、信仰の本質に関わることだった。ルターは一時の思いつきでこれを張り出したのではない。この公開質問状(「九五箇条の提題」と言われる)を張り出すに至るまでに、彼自身の内的な激しい格闘があった。ついに信仰の確信に到達した彼は、臆することなく自分の信ずるところを世に問うたのである。
 つまり、宗教改革は、教会の改革より先に、ルター自身の内的な改革が必要であった。「教会は堕落しやすいものだ」と先に記したが、教会とは、外ならぬ私たち自身である。だから、私たち自身が絶えずみ言葉によって改革されていかねばならないと思う。それが、宗教改革を今に記念する最大の意義ではないか。私はどうなのかと自問しつつ、この日を意義深く過ごしたい。

2004年10月23日 (土)

短文とホームページ+10月24日付+   

 教会のホームページを開設して一ヶ月余りになった。この間、多くの方々に見て頂いてご意見も寄せて頂き感謝している。しかし、これまでは殆ど私の友人か関係教会の方々で、地域の一般の方々に見て頂くのはこれからである。ホームページの第一の目的は、一般の方々に少しでもキリスト教や教会のことを知って頂きたいということだから、それにふさわしい内容を盛っていかねばならない。それは委員会の方々にも考えてもらっているが、当面問題になるのがこの週報短文である。これは最初にも申し上げたように、教会員への牧師からの語りかけで、一般の方々を念頭に置いてこなかった。しかし、これをホームページに載せるからには、そうも行かなくなってくる。そこで、正直ちょっと迷っている。まだ、この教会に赴任して半年余りで、教会の皆さんにも書くべき事がいろいろあると思う。それならば、それは教会短信とでもして、ホームページには載せないのが良いだろうか。といって、教会員用と一般用と二つずつ書いていく自信もない。そこで、今しばらくはこの短文をホームページに載せて関心のある方に見て頂き、もっと面白い誰でも読めるような文章は、委員会の方々に考えて頂きたいと思っている。適当なコラムでもできたら、私も時折そこに投稿させていただこう。
 このように、私はいつも適当に妥協して今日まで歩んできたように思う。ここで、誰か厳しい人が、「そんな安易な考えならホームページを止めなさい。やるからには、目的をはっきりさせて、死ぬ気で取り組みなさい」というクレームもあるかもしれないし、あって当然と思う。これまでホームページの掲示板に書き込んで下さったのは大体好意的な感想で、特に画面や音楽が美しいというのが多かったように思う。もう一歩突っ込んで内容に触れると、以上のような問題点が出てくる。どうぞ厳しいご意見も寄せて下さい。

2004年10月15日 (金)

高桑義雄先生を迎える++10月17日付++   

 高桑義雄先生をお迎えして特別集会を開くことが出来て感謝である。先生が東京聖書学校に入学して来られる前に、仙台から企業戦士だった兄弟が献身してくると聞いて、どんな厳しい人物が入って来るのだろうかと思ったが、お会いした印象は、ふんわりとした温かさと何とも言えない人懐っこさであった。そして、だんだんと先生を知るようになって、東北人らしい粘り強さと芯の強さを強く感じた。
 先生が入学して来られた頃は、聖書学校が東久留米から移転を余儀なくされた頃で、先生は舎監を助けて移転の実務委員長になり、江戸川区平井の小松川教会の仮校舎へ運ぶ物、倉庫へ移す物、棄てる物を選別し、学生たちを指揮しててきぱきと采配しておられたのをよく覚えている。学校の大変な時期に神さまはちゃんと必要な器を備えたもうたと感じ入った次第だった。
 その後、先生のご家庭にもいろいろなことがあった。それは御自身から語られるであろうが、何と言っても静岡県の掛川から毎日新幹線で学校に通ったという人は、後にも先にも先生お一人であろう。体力的にも経済的にも、とても無理ではないかと思ったが、よく、卒業まで漕ぎ着けたと思う。先生も頑張られたし、奥様もよく支えられた。また、健康でなければとても無理なことであった。それもこれも「神の恵み」と先生は言われるであろう。
 企業戦士から牧師になった人は少ない。その貴重な経験を活かして、一つの教会でじっくり伝道牧会をするのも無論尊いことであるが、より多くの人に貴重な経験を証していただいて、行き詰まりを覚えている今日の社会と教会に、活を入れて頂きたいと思っている。仙台は先生の献身の地であるから、ここを皮切りに全国どこにでも招かれたら大胆に恵みを語って頂きたい。私たちも先生を覚えて祈らせて頂こう。


2004年10月 8日 (金)

神学校日にあたって+10月10日付+   

 日本キリスト教団には教団立の東京神学大学と教団認可の5つの神学校がある。関東に日本聖書神学校、農村伝道神学校、東京聖書学校、関西に同志社大学神学部と関西学院大学神学部、以上の5つである。他にも、例えば東北学院大学文学部キリスト教学科など、教団と関係の深い大学や神学校がある。
私たちの東京聖書学校は、他の神学校と比べてどんな特色があるだろうか。まず、東京聖書学校の前身の聖書学院はホーリネス教会の伝道者養成機関であり、この伝統を受け継いでいる。だから、以前は入学してくる献身者は殆どがホーリネスの群の教会出身者であった。しかし、今日は群と群以外の教会が半々くらいである。「ホーリネス信仰など聞いたことがない」という献身者もないわけではない。しかし、入学案内には「本校の特色は、神学的にはウェスレアン・アルミニアンの立場をとり、聖書的きよめを目指し、実践的伝道者を養成することにある」と明記されている。
さらに、原則として全寮制で、毎日の早天祈祷会を始め、寮生活における種々の訓練を重視する。ただ、最近の入学者は家族持ちの人が増え、学校には家族寮がないので、全寮制も崩れつつあるのは残念である。
もう一つ、最近の特色として、五〇歳を超えて献身してくる兄姉が増えてきた。彼らは熟年になって残された人生をどのように送ろうかと考え、キリストにすべてを献げて伝道したいという願いをもって入学してくるので、若い人たちとは一味違い、勉強も奉仕も熱心である。
このように、二〇代から六〇代までが主にあって一つになって学んでいるのが東京聖書学校である。定員は特に定めていないが、現状では一学年五名ずつ二〇名がベストではなかろうか。来春に五名の入学者が与えられるように祈って頂きたいと思う。私たちの教会からも献身者を!

2004年10月 2日 (土)

世界宣教の日+10月3日付+

 きょうは世界聖餐日、世界宣教の日である。いつも忘れてはいないが、特にきょうは宣教師を覚えて祈りたい。
 主イエスの十二弟子は使徒と呼ばれ、後に使徒に加わったパウロやバルナバも、皆いわば宣教師であった。ペトロもパウロもローマで殉教し、ヨハネはエフェソで長く働き、トマスはインドに伝道したと言われている。これらの命がけの宣教者たちによってキリストの福音は地の果てにまで宣べ伝えられ、東洋の果ての日本にまで福音が伝えられたのである。
 今日は世界に電波が飛びかって地球は狭くなり、伝道の方法や形態も昔とは変わってきた面がある。日本から世界各地へ遣わされる宣教師も、キリスト教の未伝地(処女地)に遣わされることは稀で、多くの場合はその地にある教会と協力しながら奉仕することが多くなった。
 また、海外にいる日本人の伝道のために遣わされる人々も多い。私が携わってきた「在欧日本人宣教会」もその一つで、現在イギリスに横山基生・好江宣教師、フランスに稲垣博史・緋紗子宣教師を送っている。横山夫妻はケンブリッジで学生伝道に力を入れ、稲垣夫妻はパリの日本人教会の牧師として良い働きを進めている。この二組の宣教師を送り出すために、日本には運営委員会の働きがあり、また彼らの母教会をはじめとする多くの支援者の献金や祈りが必要だ。そのようにして初めて彼らの働きも可能となるのである。
さらに、海外で信仰を持った人々が帰国した場合、日本の教会にうまくつながらない場合がある。そのために、帰国後のフォローアップが必要になる。このような地味な働きのすべてが宣教師の働きに関わるのである。
自分では海外の働きに行くことが出来なくても、日本でも海外宣教に関わることは十分出来る。今そのような働き人が求められている。

« 2004年9月 | トップページ | 2004年11月 »

2008年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

ブログ:ココログ