驚異の一麦教会(7月2日)
名古屋における東海聖会は恵みのうちに終った。不十分なご用ながら、責任を果たし得てホッとしている。お祈りを心から感謝する。今回、一番印象深かったのは会場教会となった一麦教会で、丸一日の短い逗留だったが、そのことを記してみたい。
一麦教会は、名古屋東部の住宅街の中にあり、コの字型の真ん中が玄関へのアプローチになっており、左側に礼拝堂、右側に牧師館があって、全体が一つの建物になっている。かなり広い会堂で、住宅街にマッチして景観賞を受賞したとのこと(会堂建設では定評のあるヴォーリズ建築事務所の設計)。
何よりも驚いたのは、この大きな教会を牧会しているのは松原向(さき)というおばあちゃん牧師で93歳とのこと。ご主人の和人師が独立で伝道を始めて「活けるキリスト一麦教会」の基礎を築かれ、40年前に60歳で召天された。その後を、英語教師であった向師が引き受けて、93歳の今日まで伝道牧会に励まれ、礼拝が常時250名という群に成長した。その秘密はどこにあるのだろう。短い滞在では十分に知ることはできなかったが、松原師が祈りの器であることは間違いない。信徒の方々も、松原先生に祈られているということが心の大きな支えになっていると語られた。毎朝五時半からの早天祈祷会には数名の信徒が出席して先生と共に熱心に祈っておられる。
日曜日、朝8時45分から教会学校が始まり、かなりの子どもたちと教師たちが元気に賛美していた。礼拝は10時から始まり、ほぼ満堂の会衆で、活気がある。パイプオルガンとピアノの伴奏で、賛美も力強い。聴覚障害の方が10名ほど手話で賛美していた。外国人も何人か見え、同時通訳がなされている。若い人から高齢者まで偏りなく集まっているようだ。礼拝の途中でお揃いのTシャツを着た子どもたちが20名ほど入ってきて、手を叩きながらワーシップソングを賛美したのがすばらしかった。説教も語りやすい雰囲気で、全体で一時間半ほどと短かすぎず長すぎず、礼拝を捧げたという充実感が残った。日本にもこんな教会がある。

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